冷涼な
気候を活かした
安全安心な米作り
北海道北部の都市、旭川市から車で北上すること約1時間。
周囲を山々に囲まれた天塩川の流域に、せんごく農園がある士別市があります。
盆地に位置する士別市は、昼と夜の寒暖差が激しいことが特徴的です。
夏でも朝晩は涼しく過ごしやすい一方、昼間は真夏日になることも。
また、冬には氷点下20度を下回る日があるなど、1年を通しても寒暖差の激しい気候です。
夏でも冷涼な気候であることから、作物の天敵となる病害虫の発生も少なく、農薬の散布を極力おさえた栽培が実現しております。
このように、人間にとっては厳しい気候ですが、おいしいお米づくりには適した条件がそろっていることから、稲作が盛んな地域として発展してきました。
気候風土を
知り尽くした
稲作のプロ
先代の跡を継ぎ、士別市で稲作を続けて約40年になるのがせんごく農園の代表。
長年培った栽培技術と、知り尽くした北海道の気候風土の知識を活かし、様々な作物を栽培しています。
もち米をはじめとし、アスパラガスや小麦、大豆等、春から秋までの短い期間を有効に活用して作付を行っています。
北海道産
もち米の
おいしさの秘密
北海道では、普段わたしたちがよく食しているお米の種類「うるち米」を作らずに、「もち米」の栽培のみに限定している「もち米団地」を結成している地域があります。
北海道外でのもち米団地比率は80%弱ですが、北海道ではほぼ100%。
せんごく農園のある士別市も「もち米団地」を形成している地域であり、徹底した管理のもと、もち米栽培が行われています。
それではなぜもち米に限定して栽培する必要があるのでしょうか?
本来、もち米は野生では存在せず、うるち米を改良して誕生したお米です。
もち米は劣性遺伝のため、うるち米の花粉がついただけですぐにうるち米に戻ろうとしてしまい、もち米の特徴である粘りが弱くなるなど、品質が落ちてしまうのです。
そこで、広い範囲にわたってもち米栽培に特化することで、うるち米の混入のない、やわらかく粘りの強い上質なもち米が出来上がるのです。